Bande à pierrot

ティム・バートン、テネシー・ウィリアムズ、アレハンドロ・ホドロフスキー。

映画を観るのが最近すっごく疲れる件ー“映画の観方ってなんだろう?”について考える

こんにちは!Moekaです。

 

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アイコンだとボブなのですが

今は伸びまして自分こんな感じです。笑

毎日着るものがわからず、私をアバター化したらデニムとライダースの人になると思います。笑

 

そんなことはおいといて!今日は“映画の観方”について書こうと思うのですが...人それぞれだとは思うんですけれど、私が“これでやっと『この映画を観た!』と胸をはっていえる!”と思うようになったきっかけ?基準?についての意見を書かせて頂きたいと思います。

今年に入ってからかなり、観方が変わりました。というか、映画観るのが疲れるようになりました!笑

今までけっこうぶっ続けで、1日2本、3本ぐらい観ていたんですね。DVDだったりNetflixだったりで、でもたぶん今思えば、“ちゃんと観れていなかったんだな”って思います。振り返ってみると、今までこの“作品を観た”って言えるのって...Filmarksでは900本以上マークしていますが、本当に数えるぐらいしかないかもしれない。

 

今年、身にしみて“これが大事だ”と思ったのは、“その作品の真意を受け取る”ということ。そして“本数じゃなくて、その映画一本をどれだけ考察できているか”ということ。今までも「こんぐらいみてるから映画好きだぜ!」とは思ってなかったんですけど(笑)でもなんていうか...思ったより自分、ちゃんといろんなことを理解できていなかったんだなあと気付かされました。

 

今年の始めに友達に、「好きな映画は?」って聞かれたんですよ。その時に私『ベティ・ブルー』は答えたと思うんですけれど、すぐにぱっと答えられなかったんですね。それは「好きな映画がない」っていうことより、「こうこうこういう理由があるから、私はこの映画が好きだ。この映画はこういう部分があって、自分のこことリンクするから好きだ。こういうキャラクターが好きなのは、こういう理由だからだ」ってちゃんと定まってなかったからだったな、って思うんです。

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(打撃をうけた時のイメージ図)

 

「このファッションがすごく好き!」「この恋愛がね...」「音楽と映像が近未来的で...」とか。笑 そういったぼんやりとした言葉は並べられていたんですけど、「じゃあ、なんで好きなの?」って聞かれると、「むむむ...」となるという。笑 なのでかなり、観方というか映画に対する向き合い方を決めました。自分が今年を振り返ってよかったな、と思うところは、“長く語れる映画、理由があって『ここが格好いい!』『ここが好き!』”と話せる作品がやっとちゃんとできたとここれだけは誰にも負けないぐらい話せるように、違う意見の人がいても「でもここはこうだから、こう思います!」って議論できるような作品を作ろうと決意した部分です。もしかしたらすごく普通のことかもしれないけれど、“自分がすごく未熟”って今気づけたことは、とても大きかった。

 

だから『裏切りのサーカス』を『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』だけじゃなくて、他のジョン・ル・カレ作品を読んで、当時の冷戦の時代のことだったり、スパイの現状を学んだりだとか。

キングスマン』のインタビューを聴いて、イギリスとスパイ映画はなぜ相性がいいのかとか、音楽を調べてなぜあそこまで“痛快”って言われるのか、その理由を考えたりだとか。

『ELLE/エル』や『ベイビー・ドライバー』を観て、「なぜベイビーはそもそも音楽を聴いているのか?」「なぜELLEの主人公は友達の彼氏と浮気しちゃってるのか?」など考えたりとか。『プラネタリウム』のタイトルはなぜプラネタリウムなのか考えたりだとか。“なぜ”を考えて自分なりの答えが出た時、他の人と議論して答えが出た時、やっと“この映画を観た”って言えるんじゃないかと思うようになりました。

 

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(お前、気づくの遅いんだよって怒られるの図)

 

だから映画を観るのって楽しいですけれど、すっっっっっっっっっごい疲れる!笑 すんごい疲れる!!!笑 だって、知識が無いとちゃんとわからない作品がたくさん多いから!!笑 1日1本観て、「これなんの話なんだ?インタビューとか探すか...」ってするのが今のところは限界です。笑 聖書だったり、アメリカの政治だったり(アメコミはアメリカの社会情勢を反映してますし)、赤狩りとかの歴史だったり魔女狩りの戯曲『るつぼ』を読んだときだったり、ニューシネマを観た時に)を知っていないとちゃんと作品の意味がわからない、素敵な作品が多いから!笑 『エイリアン』も『猿の惑星』も、今観てもよくわからないのではないかと思ってしまいます、自分...聖書詳しくないもの😭

今までもきっと観たは観たけれど、きっと真意を汲みとれていない作品は多いはず。でもこれから勉強して観直していったときに、「ああ、これはこういう話だったんだな」って思えればいいなと思っております。いろいろ手を出してきたことに無駄なことはないと思うので...

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だから今回の結論。“映画を観る”とは私にとっては

・作品の真意を追求すること。

・うやむやに見えるものこそ理由があるから、その理由を考えること。

・なぜ?をそのままにせず、考えること。調べること。

・人にあらすじを説明できて、なんで好きなのかちゃんと話せること

 

かな。今の時点では。できていなそうで、あまりできていなかったことです。

これから出会う作品はもっともっと丁寧に深〜く“観賞”していきたいな!

でもいくら「ああ〜めっちゃ疲れる」ってなっても「なんか映画観たい!」ってなるから、きっと映画本当に好きなんだな、って思います。

 

もしこれから考察記事を書くとき、「ここは違うんじゃない?」とか「ここはこう思いました!」っていうご意見がありましたら、ぜひコメントして下さい🙇(Twitterでもぜひ...!)