Bande à pierrot

ティム・バートン、テネシー・ウィリアムズ、アレハンドロ・ホドロフスキー。

【日記】勉強し続けた先に何があるのか、考える

私の親しい人が最近日記を買ったらしい。何度も日記を始めてみようと決意してノートまで買ったことはあるものの、私は恥ずかしながら続いたことがない。このブログもちょっと「誰かに見られている」ということを意識しているから続けられているけれど、実は今まではずっと頓挫している。笑

 

その日にあったことを書く日記もいいかもしれないが、何よりその時に考えていたこと思っていたことを後から「なぜそれを考えていたのか?」と考えることが、そして「こんなことを思っていたのか」と気づくことが、その時心にふと残った言葉や出来事が後から自分の助けになることもあるかもしれないので、今日は最近ぼんやりと考えていることを記録してみる。

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アメリカにきて一週間。私は昨年一ヶ月ほどアメリカに滞在したことがあったので、あまりものすごい驚きや街の使い方...スーパーの雰囲気やバスへの乗り方などで驚くことは無い。映画館を回ったりスリフトショップを探してみたりレンタルDVDショップを探したり、日本とそこまで変わらないルーティーンを送っている。学校が2月まで始まらないから遊ぶ友達もいないし、いわばめちゃくちゃ暇な状況。ひとりでいろんなことを考えている。映画のこと、これからのこと、恋愛のこと、今までしていた仕事のこと、友達のこと。

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これから大好きな映画のことを勉強するわけだからこんなことを今考えるべきで無いのも、口に出したり文字にしてしまうのも正しいわけでは無い、ということはわかっている。でもこの一週間“何かに詳しくなっても、自分よりそのことに関して詳しい人はいっぱいいる”“勉強だけでは自分の好きなことでも満たされないこともある”ということをよく考える。知識をどんどん集めるのは楽しく幸せだし、知的好奇心や欲があるのはとてもいいことだと思う。それでも何かに還元できないと意味が無いのでは、と思うことがある。もちろんただただ学ぶだけでは社会的な成功や仕事とは結びついていかないだろうし。(それが自分が本当に望んでいることかは、少し置いといて。)

 

研究し続けることに幸せを見出すのか。学んだことを世の中に出して、自分と同じことが好きな人、興味がある人、その分野に携わる人たちと共有していくのか。 今おそらく目の前には目に見えない箱がたくさんあり、それを開けても開けてもその箱の中にまた別の箱があり、それを開ききるまでにはどのくらいの時間がかかるのだろうとも考える。生きているうちに自分が知りたい全てのことを知ることができないとしたら、どこかで別のことに幸せを見つけないといけないのではないか...

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自分は“商業映画”のようなものにあまり興味が持てない。娯楽映画で好きな作品もあるけれど、何だかんだ興味が無い。ウェス・アンダーソンティム・バートンアレハンドロ・ホドロフスキーギレルモ・デル・トロ。自分のネガティブな経験もコンプレックスも、一つの作品として芸術に昇華させる。“作りたい”いや、“作らずにはいられない”というような監督たちの映画にとても惹かれる。自分も何か思いや考えを、おとぎ話のように作れることができたらどんなにいいだろう?でもリアルをそのままに書くことが一番いいと思う時も、いつかくるかもしれない。その時を探すには今は勉強しなければいけないのだけれど。幸せであるための方法を探すのは、考え続けるのは、必要であるけれど難しい。だから人とのつながりが大切であるのかも。自分ではそこまでしか進めなかったことも、誰かの言葉や手を借りて前に進めることがあるから。

 

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あ、あともう一つメモとして。もっと日本語が上手になりたい。笑 きっとこれからどんな言語を習得しても、22年間日本に住んでいたから一番うまく使えるのは日本語なはず。海外にいるからこそ日本人らしく生きれるように意識を持つこと、それは今年の目標の一つにしよう。