2018-01-01から1年間の記事一覧
2018年、アメリカでの留学生活が始まり、よく勉強した1年だった。学校での勉強と外での勉強。たくさんの映画を観て本を読んだ。映画の考察やレビューもいろいろと書いた。以前言われたことがある。「君の文章は上手だと思うが、誰にでも書けるんだよ。」「そ…
「そのときぼくは、とても作家にはなれないと思いました。だってデイジー・ハニガンとこの十分間に感じた幸せを、ぼくはどんな言葉を使ってもとうてい表現できないからです。」 夏に続いて再び東京グラフィティさんに文章を載せて頂いた。今回はレギュラー企…
2018年11月4日で23歳になる。これからボヘミアン・ラプソディーを観にいくのだがバスを待つ間にこれをメモ帳に書いている。毎年のことだが一つ年が増える実感はまったく無い。去年の誕生日は確か前日にノクターナル・アニマルズを観にいったせいで一日その映…
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を観た。近年では『パーティーで女の子に話しかけるには』を発表したジョン・キャメロン・ミッチェルが監督、脚本、主演を務めた映画である。もともとはオフブロードウェイで上演されていた舞台を映像化したそうだ…
先日雑誌『東京グラフィティ』さんにお声掛け頂き、“映画好き100人が選ぶ人生最高の映画”特集で私もレビューを書いた。もう少し理性がなかったら「あと3本選んでもいいですか?」といいそうなくらい散々悩んだものの(迷惑)やっぱりこれ以外に無いということ…
哲学/映画の授業で『マトリックス』がよく用いられている。この映画と『ソクラテスの弁明』『プラトンの洞窟の寓話』そしてデカルト、パトナムの『懐疑論』の関係を自分の忘備録として書きたいと思う。 ソクラテスの弁明 始めにギリシャの哲学者、ソクラテス…
先日ゴダールの『勝手にしやがれ』『はなればなれに』をロサンゼルスの映画館で観てきた。この劇場では約1ヶ月、土曜日にゴダール作品のリバイバル上映をするイベントを開催するらしい。 行ってきたのはAero Theatre というサンタモニカ付近に位置するこじん…
(この記事は『犬ヶ島(Isle of Dogs)』のネタバレを含みます。) ウェス・アンダーソン監督の新作ストップモーションアニメ映画『犬ヶ島(Isle of Dogs)』を一足先にアメリカで観てきた。 アメリカで日本を舞台にした映画、画面のあちこちに漢字が現れるのは不…
毎日少しずつ緊張しながら過ごしている。 まだ慣れ親しんでいる環境ではないから、生活しているだけで留学生活は勉強になる。高校時代に勉強した内容をもう1度英語で勉強するのも、日本とは全く違うエッセイの書き方を勉強するのも、もう分かっているはずの…
『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』日本で観ることができなかったので、アメリカでレンタルをして観た。 雑な感想をいうと、美しかった。笑 ソフィア・コッポラが映し出す花嫁のベールで包まれたような繊細な世界は、甘美な中に女のしたたかさが見え…
アメリカに来て一ヶ月と10日ほどすぎた。いろいろ観光に行った方がいいのかとも思ったけれどどうしても興味がわかなくて(笑)学校が始まるまではいつも通り映画を家で観たり映画館に行ったり、映画のロケ地をちょっとだけ回ってみたりもした。短い小説も2編ほ…
「芸術とは、人間が心の中に高まる感情を最高最善のものへ移行させる人間活動である」ートルストイ アメリカで一足早く『君の名前で僕を呼んで(Call me by your name)』を観た。 良いところが書ききれないほどある。まず、映像の美しさ。彫刻のような主人公2…
今年ベスト1疑惑(早いけど)
LAの映画館について!
開けても開けてもキリが無い
思ったこと
『シェイプ・オブ・ウォーター』個人的2018ベスト10疑惑
『カントリー・ロード』と聴くと